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2018.03.24

残雪期の鈴鹿・霊仙山!樹氷と苔とテーブルランドの壮大な大絶景

レジャー概要

鈴鹿山地
標高 1,094m
歩行距離 12km
歩行時間 9h
標高差 880m
天気 晴れ
コース:榑ヶ畑から周回ルート時計回り

メンバー

こまっちゃん
tamura

MAP

残雪期の鈴鹿・霊仙山!樹氷と苔とテーブルランドの壮大な大絶景

08:16
榑ヶ畑登山口
08:28‏‎
山小屋かなや
08:35‏‎
汗拭峠
08:43
三合目
08:56
四合目
‏‎0‏‎9:08
五合目(見晴台)
‏‎10:33
避難小屋
11:41
霊仙山山頂
11:57
霊仙山最高点
‏‎‏‎12:56
近江展望台
‏‎13:51
落合集落
‏‎14:54
汗拭峠
‏‎15:06
榑ヶ畑登山口

 こんにちはtamuraです!

 今回行ってきたのは、鈴鹿山地の霊仙山!鈴鹿はいろいろ行っていましたが、霊仙山は今回が初でした…。

 最初に言っておくと、こんな素晴らしい山、なんで今まできてなかったんだろう!というほど満足度の高い山でした!!

 朝8時、榑ヶ畑(くれがはた)の駐車場は満車!別の駐車スペースに車を停め、いざ出発!

 最初は暗い林道を進んでいきます。

 霊仙山は鈴鹿山地の最北に位置し、国道21号線などが通る盆地を挟んで北側に伊吹山が対峙しています。

 花が多い山として知られ、花の百名山にも選ばれています。この時期は福寿草が見れるとのことで多くの登山客で賑わっていました。

 廃集落跡地を発見。

 米原市にある榑ヶ畑集落の跡地で、現在はかつての家の基礎、石垣のみが残っています。

 明治12年に坂田郡が発足、榑が畑村となり、明治22年、醒井村の大字(醒井村榑が畑)となり、昭和31年、息郷村・米原町と合併し米原市となります。

 石垣の範囲は広く、かつては50戸・270人を超える人々が暮らし、小学校分校や郵便局、酒屋などもあり、林業・薪炭の生産などで生計を立てていたようです。

 薪炭の需要が減り、村民は町に出て田畑を作りに行くようになり、二重三重の生活を行っているうち、徐々に人工は減り、昭和35年頃に廃村となりました。

 霊仙山の登山口すぐに存在し、霊仙山との関わりの深い村で、山頂台地にある「お虎が池」という池でかつては雨乞いを行っていたとか。

 10年ほど前までは土壁の家が残っていたそうです。

 さて廃村をあとにし軽く尾根まで登ると、汗拭峠に到着しました。汗拭って笑 そんな登ってないぞ笑(←後に意味が分かることに…)

 今回は時計回りに周回するコースで向かいます。苔が映える神秘的な景色の中、綺麗に整備された登山道を歩いていきます。

 なんじゃこりゃ~!すばらしい苔地帯!

 急騰や平坦道を繰り返し、霊仙山の特徴的な地形「テーブルランド」へ向かいます。

 展望所からの景色。今日はとってもいいお天気★

 目をこすってみれば、三周ヶ岳や赤坂山、野坂岳、蓬莱山、敦賀半島の西方ヶ岳や栄螺ヶ岳などの山々がみはらせます。

 ぬちゃっ…ぬちゃっ…雪解けの水分でドロドロになった地面の土が泥になって嫌な音をたてます。特殊な病気でこの音がとても苦手…というか脳に悪影響なのです。

 7合目付近からテーブルランドと呼ばれる大地に入ります。

 開放感があり、大地になってるので、全体が見渡せまs・・・って霧氷があるやないかぁぁぁああああああ!!!!!!!!

 思わぬ誤算、今年初の青空霧氷かもしれないやっほぉぉぉおお!

 同行者のこまっちゃんも開放感に感動!

 霊仙山の特徴としてテーブルランドと呼ばれる山頂台地は岩が多く見られます。そのお陰で1000mにはとても見えないほど壮大な景観を生み出しているのですが、これはカルスト地形とよばれるもので、有名な所でいうと山口の秋吉台があります。

 大地が石灰岩など水に溶解しやすい岩石で形成されており、長年の雨などによって侵食され溶け残った石灰岩が突出しています。これをピナクルといい独創的な景色を生み出しています。

 テーブルランドと呼ばれる不思議な山容も、このカルスト台地特有の自然現象から生まれています。

 青い空…剥きでた岩…ここは…まるで…別世界だね。

 どんな木もすべてシルエットに!!!

 素晴らしい絶景!御池岳も素晴らしかったのですが、こちらはまた違う魅力があります

 雪渓の上を歩く。

 振り向くと…山頂の丘が全て樹氷になっていました。

 そしてどんどん上がる太陽…これは…樹氷が溶けて無くなる!

 という事で、急遽無断でパーティーから抜け出し、山頂を直登し樹氷を撮影する事に。

 直登できそうな所を探しす。いやしかしどこみても絶景。

 岩と樹氷と青空も素晴らしい!

 主役が引き立ちますねぇ~ずるい!綺麗さがずるい!

 さぁガンガン登っていきます、もちろん道なんてありません。直登です。

 徐々に標高を上げ、伊吹山と真っ白な白山が顔を出してきました。

 上についた頃には霧氷はぞろぞろと溶けてきたので急いで撮影。せっかく日が高く、溶けかけの光り輝く樹氷なので、太陽を逆光にして撮影してみました。

 溶け落ちる寸前の溶けかけの樹氷が一番輝いてるという事を今日知りました。

 うひゃ~!これはたまらん!

 広がる霧氷にテンションマックス!

 何枚でも撮影してしまう…

 太陽に照らされ、溶けてしたたる水に反射してキラッキラ。いつまでも霧氷でいてほしいけど、雨あられのように落ち続けていく…。

 霧氷の間から伊吹山。

 ふと振り返ると小屋に涼さんとこまっちゃんが到着しそうだったので、急いで山頂を目の前にして下山開始。

 経塚山に戻ると、涼さんがにっこり笑顔で迎えてくれた。

 うん、わかりますよ、涼さん。

 一人で勝手に好き勝手走り回った僕を見て「俺がなんでこの山につれて来たか分かるやろ?」と目で語ってるようでした。

 分かるよ涼さん、わかりますよ!

 少し風が吹いているので、せっかくなので避難小屋でご飯を食べる事に。

 景色の写真が多くて、枚数が多くなるので食事写真は割愛。

 ちなみにこまっちゃんはおそば、僕と涼さんはインスタントのゴーゴーカレー!

 経塚山への登り返し。これが1000mそこらの山っていうのがびっくりです。

 2000m級の山に登ってるのかと錯覚してしまいます!

 福岡のカルスト台地で知られる平尾台では、この岩が無数に並んでる光景を、遠くから見ると羊の群れに見える事から羊群原(ようぐんばる)というそうですよ!

 原を「ばる」というのは九州地方の方言なので、この当たりで言うなら「ようぐんばら」でいいんでしょうか。

 山頂への稜線も、スケールが大きくて1000mの山とは思えませんね~!

 霊仙山山頂!

 山頂からは琵琶湖全体が一望できます。滋賀県ってこうやってみると琵琶湖があるのでとても特殊な土地ですね~。

 山頂からは遠くに白山が見えます。アルプスより白い白山は迫力があります。

 さて次は最高点に向かいます。山頂は山頂とされていますが、この山体の最高点1,094mは横のピークにあります。

 何もかも忘れそうな景色。下界に戻りたくないぞ。

 最高点に到着。

 最高点から山頂方面。

 ここからは周回ルートでテーブルの縁を歩いていきます。

 こちらも苔地帯や岩場地帯で見どころが沢山。霊仙山は苔から始まり、今回は樹氷も見れて、高原地帯の独特な地形そして岩場と次々に見どころが変わって飽きません。

 テーブルの縁は少し怖い。恐ろしい角度の急峻な崖の横を歩きます。とても迫力がある。

 気持ちの良い稜線歩き。

 跳ねるこまっちゃん。「こまっちゃん!飛んで下さい!」とお願いした所、困惑しながらも飛んで下さいました。ありがとうございます笑

 稜線から見た霊仙山。大きな谷はアルプスのカールみたい!?

 ちょうど福寿草の季節で福寿草を発見。

 めずらしい!やったー!とはしゃいでいたら、この後あちこちに結構咲いてました。

 テーブルから降りる直前、壮大な苔の景色がお見送りしてくれました。

 残念ながら下山開始…。霊仙山...すごく良かった...また残雪期にきたいな。

 スマホでルートの確認をする涼さん。この山では全てが被写体だ。

 落合の集落周辺で流れていた沢の水。雪解け水で透明で透き通っていてとても綺麗。早く沢登りの季節にならないかなー

 ちなみに落合とは廃村なのですが、この日はナゼか車がとまっていて、それもナンバープレートを見ると日本各地から!一人の女性が話しかけてきて、お話を伺うとこの村で生まれ育って今は遠く離れて暮らしているのですが、この日はお彼岸という事で帰郷されていたとの事。お墓もありますし、故郷を大事にされていてすこしそういう習慣が残っている事に癒やされました。

 落合の集落からはまた少し登り返して汗拭峠に戻らなければならないのだが…これがまた一苦労。

 ひたすら長い沢筋歩き…そして最後には汗拭峠直下から胸を突くような急登。はぁはぁ…気温もあがってきたし、汗ダラダラ…。

 なるほど、たしかにここは「汗拭き」峠だ。


感想・まとめ

 久々の鈴鹿の昼間山行は霊仙山となりました。セブンスマウンテンには入っていませんが、ここが鈴鹿山地の中で最も好きな山となりました。

 苔地帯からの樹氷、そして岩場、山頂からの360°の大展望、開放感のある稜線歩き…。次から次に景色が変わって飽きさせません。

 特殊な地形テーブルランドが他の鈴鹿の山とは違う特別な雰囲気があり、同じテーブルランドの御池ともまた違う、アルプスのような迫力のある山でした。

 鈴鹿にハズレはない…最後の最後にこんな素晴らしい山が待っていたなんて…震える思いです。







古都コトきょーと