TOP-image
2017.03.26

赤別荘 - 竹藪に佇む森閑とした廃洋館

赤別荘の外観

廃墟の情報

赤別荘
廃屋
場所 茨城県
建築 1922
廃墟化 不明

赤別荘 - 竹藪に佇む森閑とした廃洋館

 しとしとと霧のような小雨が振り始め、近くに広がっていた竹藪に身を潜めると、目的の廃墟が姿を現しました。

 ここは茨城にあるとある高台。名前は「赤別荘」。屋根が赤いから赤別荘という単純な通称ですね。

 洋風と和風をかけ合わせたような本館と、日本家屋、納屋のような建物という3つの建物があります。

 石岡でそばを食べて、しばらくの移動でうとうとしていたのですが有名な廃墟を目の前にシャキッと目が冴えました。

 関係ないけど、茨城県ってそばのレベルかなり高い!権蔵さんと旅行に行くと必ずそばを食べるのが恒例になっているのですが、茨城で食べたソバは戸隠の次に感動しました!ちなみに三位は高山かな。

 全くそばのイメージが無かったのですがそばが美味しいというだけで茨城が大好きになりました!

 周囲を散策してみると、日本家屋は屋根が崩壊し、地面からは竹が自生しています。

 というより竹が家を突き破って成長している感じですね。どっちが先かわかりませんが笑

 入口は建物を多い隠すように木々が生い茂っています。

 周囲は現在も使われている畑がありますが、付近は人影はなく不気味さが漂っています。

 建物の前に放置されたテレビ。昭和30年台のものでしょうか。

 今の時代から考えると、画面の淵が丸くなっていたり、こたつの足みたいな棒で自立していたりと違和感がすごいですね。

 こちらが本館の建物。中央は唐門風の玄関を中心に、左が左側は和風、右側が洋風という造りになっています。

 増築されたものなのかと思いましたが、1922年の建設当初の記念写真を見ると、最初からこういう設計だったようです。

 建物の前には木が成長し、もはや巨木になりつつあります。

 玄関からは入れそうにないなぁ、もはや屋根も床もない。

 内部もそうとう劣化していて、廃墟というよりもはや瓦礫ですね...。

 洋館のほうに入ってみると、赤いドレスを着飾った可愛らしいさくら人形が置かれていました。

 いたずらで赤スプレーが吹きかけられています。

 人形の上には大正~昭和初期の貴重な電話機があったのですが、ブレッブレで没…また行った時撮ろう…

 この建物の所有者でしょうか。色あせて男性の写真はほぼ肉眼では確認できません。

 荷物が散乱した部屋。元々はもっと整理されていたそうなのですが、沢山の探索家が、目当ての珍品を捜索するうちにこのように荒れてしまったそうです。

 二階へ上がってみます。隣の建物の崩壊具合から、この階段を登るのも少し怖かったのですが、なんとか耐えてくれました。

 二階のバルコニー。

 青い枠がとても絵になります。

 カメラの構図を勉強してた時にでてきたぞ「額縁構図」!まさにこの事でしょう!

 写ってませんが、足元には洋服が散乱しており、足の踏み場もない状況でした。

 テーブルの上には撮影用にか薬瓶のようなものが置かれていました。

 コーヒーを飲みながら英文の本を読書。"Love is best"

 昭和36年の読売新聞。

 昭和36年というと坂本九の「上を向いて歩こう」がリリースした年ですね。

 ヴァイオリンの指導書。

 京都十字屋楽器店の発行と書かれています。京都から取り寄せていたんでしょうか。

 二階の寝室。床は半分は腐っていて抜けています。

 奥の二つの扉の先には写真の現像室のような部屋と、トイレがありました。

 一部床が抜けていて、ちらっと確認する程度でヒヤヒヤで写真を撮るような状況ではありませんでした。

 テーブルに様々なジャンルの沢山の書類が。女性物の雑誌が多く、娘の部屋として使われていたのかも。

 高校の国語の教科書。

 英語の教科書。

 これが当時のファッション雑誌か~。どんな服着とってんやろ~。

 自分で作るんかい!

感想・まとめ

 赤別荘は茨城県の田舎にある西洋風の豪邸で、数多く残る残留物からみても、おそらく当時はとても財産があったのでしょう。洋館といっても洋風と和風をかけ合わせたような造りで、建物は木造の為、雨風にさらされ崩壊しつつあります。

 赤別荘と言われていますが、実際に別荘としてではなく、人が常住していました。英語の書物や、ファッション雑誌、ヴァイオリンの教書、銃のカタログなど、まだまだ日本が貧しい時代に裕福な生活を送っていた事が見て取れます。

廃墟レポート 一覧 摩耶観光ホテル 奈良ドリームランド 化女沼レジャーランド 軍艦島 Z医院 洲原村診療所 旧和賀川水力発電所 S醫院 池島 松尾鉱山 犬島精錬所跡 日光ウェスタン村 白亜の廃校 恵那峡ロープウェイ 黒谷自然公園 本覚寺(詐欺寺) 謎の研究所 廃恵比寿神社 O工業 ホテルマドンナ 大久野島発電所跡 せせらぎ遊園 湖上の発電所 笹間渡発電所 笠置観光ホテル 峰之沢鉱山 黒潮荘 岩風呂旅館 結婚式場 丹波本○ 一龍旅館 城山ホテル 大川グランドホテル 鱒池亭 ホテルセリーヌ 鬼怒川温泉の廃墟群 持越鉱山 春日鉱山 美束抗 土倉鉱山 杵島炭鉱第四坑通風坑 立川炭鉱跡 大阪セメント伊吹工場 百井分校 旧木沢小学校 御山里小学校 旧池原小学校 旧坂本小学校 旧丹生小学校 旧大瀬小学校 舞鶴旧海軍第三火薬廠 虎杖小学校 袖志分校 東ノ川小中学校 東濃朝鮮初中級学校 K自動車教習所 愛宕山鉄道 旧東青山駅 大井川本線廃引込線 多賀SLパーク跡 赤沢八幡野連絡橋 旧東青山変電所 旧志津川発電所 アクアパーク東山 明野劇場 名古屋港イタリア村 サニーランド蛇の島跡 イーゴス108 善光寺 友ヶ島 片島魚雷発射試験場跡 佐世保要塞 ぜんまい茶屋 近江の子豚市場 大見・尾越集落 廃村八丁 稲取隔離病棟 武智丸 赤別荘 魔女の館 森の洋館 廃校Cafe「ねこぱん」
廃墟トップに戻る






古都コトきょーと